チェンジをする時には女の子に気を使って

チェンジをする時には女の子に気を使って



チェンジをする時には女の子に気を使ってブログ:2016年12月17日


国際結婚すると告げたあたくしに
「聞きたくない…」と
お父さんは予想通りの反応をした。

あたくしも反発して
別に祝って貰わなくて結構だと言い放った。

お父さんは野球が好きで地元の少年野球団の監督をしており、
自らも草野球チームのエース。

一方、あたくしは大の運動嫌い、
お父さんの期待を踏みにじり、
買って貰ったグローブを、大雨の中外に置き去りにした事もある。

あたくしとは対象的に、おとうとはスポーツ少年に育った。
あたくしはお父さんがおとうとばかり気にかけていると感じ、
大学で一人暮らしを始めるまで、お父さんの前で素直になれなかった。

大学時代、あたくしは世界中を放浪して過ごした。
そんなあたくしをずっと心配してくれたのは母だった。
お父さんには黙って旅に出ていたが、
母はお父さんに全て話していたらしい。

その後、あたくしが商社に内定した時、
お父さんはあたくしを行きつけの居酒屋に連れていった。

会話は少なかったが、
常連客から「息子さんと飲めるなんて幸せだね」と囃されて
お父さんは嬉しそうにしていた。

徐々に解れた親子の糸は、
あたくしが大学時代に出会ったネパールの女性と
結婚すると決めたことで再び縺れてしまった。

母やおとうと、婚約者のためにも
お父さんとの関係を修復しなければならない。

1週間ほど前、あたくしは実家に出向いて
お父さんをキャッチボールに誘った。

あたくしの投げる球は
お父さんの所まで届くのに精一杯だったが、
お父さんの球はあたくしの胸元まで真っ直ぐ飛んできて
その度に手のひらがビリビリと痺れた。

最初にクチを開いたのは父だった。
「お前のやりたいようにやれ。お前より年上の人間なんて先に死んじまうんだから、
周りの理解など求めんでいい」

あたくしが返事をするより先におとうとが来て
「仲良しじゃん」と嬉しそうに言ってきた。

あたくしはボールを投げ返しながら
「親子だからな」と言ってみた。
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